1965年、右翼と左翼の対立が飽和点に達しようとしていたスカルノ政権末期のインドネシアを舞台に、外国人ジャーナリストの取材活動、友情と恋をスリリングに描く。製作はジェームズ・マッケルロイ、監督は「誓い」のピーター・ウェアー、原作はクリストファー・J・コッチ、脚本はコッチ、ウェアー、デビッド・ウィリアムソン、撮影はラッセル・ボイド、音楽はモーリス・ジャール、美術はハーバート・ピンター、編集はビル・アンダーソンが担当。出演はメル・ギブソン、シガニー・ウィーヴァー、リンダ・ハント(この作品で男性カメラマンを演じ第56回アカデミー助演女優賞を受賞している)、マイケル・マーフィー、ノエル・フェリヤー、ビル・カー、ポール・ソンキラなど。
危険な年評論(1)
そんな情勢のなか、ガイはイギリス大使館の女性ジルと恋に落ち、親友(最初の語り手)ビリー(ハント)がビルから落ちる・・・
なんてことはない、基本は恋愛路線。当時の雰囲気がよく伝わってくるけど、それだけの映画かもしれない。さすがにクーデター後は緊張感溢れる。