連邦保安官と逃亡者の追走劇を描くサスペンス・アクション。ヒット作「逃亡者」(93)の続編的作品で、同作でアカデミー助演男優賞を受賞したトミー・リー・ジョーンズがジェラード連邦保安官役で再登板、主演を張った。監督は「エグゼクティブ
デシジョン」のスチュアート・ベアード。製作は「マッド・シティ」のアーノルドとアンのコペルソン夫妻。製作総指揮・キャラクター創作は「逃亡者」(オリジナルのテレビシリーズも)のロイ・ハギンズと同作の映画化を企画したキース・パリッシュ。脚本は本作がデビューとなるジョン・ポーグ。撮影は「ディアボロス
悪魔の扉」のアンジェイ・バートコウィアク。音楽は「エグゼクティブ
デシジョン」のジェリー・ゴールドスミス。美術は「逃亡者」のマー・アーマド。編集は「ゴールデンアイ」のテリー・ローリングス。共演は「ザ・ファン」のウェズリー・スナイプス、「ショート・カッツ」のロバート・ダウニー・Jr.、「トリコロール
赤の愛」のイレーヌ・ジャコブ、「キルトに綴る愛」のケイト・ネリガンほか。
追跡者(1998)評論(17)
ロバート・ダウニーJr が出てきたとたんに先が丸見えな展開に。
しかし、構成がしっかりしていてラストまで問題なく楽しめる内容。
言葉少な目で、しっかり解決に導くトミー・リー・ジョーンズ。
このたびの作品も超能力者のように解決してくれました。
総合70点 ( ストーリー:70点|キャスト:70点|演出:70点|ビジュアル:70点|音楽:65点 )
「逃亡者」は逃げる男が主人公の話だった。その作品でしつこく犯人を追跡していた刑事を今度は主人公にしてしまったのが本作である。
ただし急に不条理な事件に巻き込まれた素人のハリソン・フォードと異なり、今回はすでに事件に巻き込まれている元工作員ウェズリー・ナスナイプスが改めて逃げる。黒幕はかなりの悪だし組織的に向かってくるが、思ったよりも黒幕の悪さが伝わってこない。ロバート・ダウニーJr.が迫力不足かな。
まずは飛行機事故が迫力満点。そして本作の魅力は、なんといっても小気味よい捜査。トミーを中心としたチームワークが最高、こんなチームで仕事がしたい。
追われるウェズリー・スナイプスもいい。彼の彼女役も美しい。そしてロバート・ダウニー・Jr.も魅せます。
逃亡者とはまた違った味のある見て損のない作品です。