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恋人たちの曲 悲愴 プロット イギリス 04月01日 1972 上映
悲愁 プロット アメリカ・フランス・西ドイツ合作 02月23日 1980 上映
悲恋 プロット フランス 02月01日 1948 上映
悲夢 プロット 韓国・日本合作 02月07日 2009 上映
悲しきヒットマン プロット 日本 09月09日 1989 上映
樹氷悲歌 プロット 日本 05月05日 1971 上映
悲愴評論(1)
人間の理性を根拠に、戦争は起きないだろうという見解を示した主人公は、他者からは楽観主義だと指摘を受ける。恐らくは今、同じことを主張したとしたら、同じように非難されるかもしれない。それでも理性を信じ、貫いた人間の悲劇とかすかな希望を、静かに見つめ、後世に語り継ごうとする監督の姿勢が感じられる。
主人公は正気を失った妻の理性が失われていないことを最後まで信じ抜き、妻が最後を迎えるその瞬間に、それは現実のものとなる。そこに、監督の強い理性への信頼を感じた。
今、この不安定な時代にこそ見直す価値のある作品である。