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ホーンティング評論(9)
最新の視覚効果を使ってのホラー演出に後半がドキッと来ました。
中でもラストのシーンでリリタイラーさん演じるネルが自ら犠牲になって死ぬのが衝撃でした。
主人公のネルが、古びた城を舞台に、そこに宿る、子供の怨念を解放することがテーマ。子供を殺した城の主人の怨霊との闘いを描いており、こうした古びた館を舞台にしたストーリーとしては、よくある展開。
映像的には、CGを駆使して古城の不気味さをよく描いていたと思います。特に、各部屋や回廊、彫刻類は、それなりの豪華さが伝わってきました。でも、やっぱりホラー映画としては、物足りず、お子様のホーンテッド・マンション程度。
キャサリンを主役でなく、リリを主役にしたのは、最後の場面で、なるほどと思った。しかし、最初に登場したリーアムの助手2人が、結局、全然絡まなかった事に、登場させる必要性はなかった。
netflixで見掛けて、出演陣がリーアム・ニーソン、キャサリン・ゼタ=ジョーンズ、オーウェン・ウィルソンときて、監督は往年の名作アクション「スピード」のヤン・デ・ポン、更にドリーム・ワークス制作となれば否が応でも期待が高まるというものですが・・・あれ?とっても微妙だ。
お化け屋敷物のストーリーなのですが、怖いというより何だか楽しそう。これお化け屋敷側は怖がらせてイタズラしてるレベルで本気で捕まえる気ないですよね?
20年前ということを考えればCGが使われるようになってまだ間も無く、色々視覚効果をやって見たかったのかも知れませんが、肝心な内容が薄く、まさしく見せたい視覚効果を先に考えてその後でストーリー付け足した感じです。まぁ良く言えばその後のCGの視覚効果の礎になったという所でしょうか?
何はともあれ今も第一線で活躍している俳優の若かりし姿を見れたのは良かったです。リーアム・ニーソンにシワがない!!
豪華なキャスト、監督はヤン・デ・ボン…これで期待するなという方が無理(笑)
開けてびっくり玉手箱…観てびっくり「ホーンティング」(笑)
だって、全然怖くないんだもの!(笑) 視覚効果超常ショーの様相(笑)
おどろおどろしさを出そうという試みが全部裏目に出てしまっているという稀有なホラーでございました(笑)
オーウェン・ウィルソンの頭が暖炉の中のライオンの顔した振り子的なやつにちょん切られたときは、ちょっとだけショックでした…(笑)
余談。文章の末尾が殆ど(笑)になってしまいました(笑)