ブロードウェイの公演でロングラン記録を樹立したミュージカルの映画化。政情不安の嵐の中でも、娘たちは恋をし、各自が新しい人生に踏み出す。家長は貧しくも誇り高く、妻を愛し、娘たちを愛し、家を守る。製作・監督は「夜の大捜査線」のノーマン・ジュイソン、イーディッシュ文字の巨匠ショラム・アレイハムのベスト・セラー小説をジョセフ・スタインが脚色、撮影は「オリバー!」のオズワルド・モリス、美術はマイケル・ストリンジャー、音楽監督はジョン・ウィリアムズ、作曲はジェリー・ボック、作詞はシェルドン・ハーニック、管弦楽編曲はアレグザンダーコウレージ、音楽編集はリチャード・カラス、バイオリン演奏はアイザック・スターン、振付は「ウエスト・サイド物語」でアカデミー賞監督賞、振付により同賞の特別賞を受賞したジェローム・ロビンス、ロバート・ローレンスがそれぞれ担当。出演は、イスラエルの舞台とロンドン王立劇場でテビエ役を演じたトポル、「続・夜の大捜査線」のノーマ・クレイン、モリー・ピコン、レナード・フレイ、ロザリンド・ハリス、マイケル・グレイザー、ミシェル・マーシュ、ニーバ・スモール、レイモンド・ラヴロックなど。
屋根の上のバイオリン弾き評論(4)
この映画よく出来ているんですよね。
舞台も50周年ということで再演されていたようで、
その流れで映画化の話が出たんでしょう。
生真面目に伝統を重んじてきた父親が次々と娘たちの結婚話に振り回される。
特に親世代の支持を集めたようで、sunrise,sunset ヒットしましたね。
若かったので💦もっぱら tradition とか to life とかがお気に入りでしたが。
曲も素晴らしかったし、配役も脇に至るまでピッタリのイメージで、
本当に完成度が高かったので、再映画化と聞いても?となります。
確かにテンポがゆっくりに感じたり、シーンによっては座りが悪いところもあるし、
そして曲が沢山あるせいか、3時間というのは長すぎかな、とか。
もしリメイクされるのなら変えようはありそうですね。
「サウンド・オブ・ミュージック」がリメイクされないのと同様、
この映画のリメイクは不安もありつつ、楽しみでもあります。
小ネタですが、映画化の時、長女役の俳優にバーブラ・ストライサンドが
候補に上がっていたそうです。
そう言われてみればツァイテル役の俳優、ストライサンドに似てますね?
映像的にはものすごく地味な色調で、内容もちょっと難しいのに
よくこんなにヒットしたと思いますが、いい作品でした。
前半は退屈だった。