クロード・ヴェイヨの原作を「地下室のメロディー」のアンリ・ヴェルヌイユとマルセル・ジュリアンが共同で脚色、「地下室のメロディー」のミシェル・オーディアールが台詞を書き、ベルヌイユが演出したアクション・ドラマ。撮影は「悪徳の栄え」のマルセル・グリニョン、音楽は「二十歳の恋」のジョルジュ・ドルリューが担当した。出演は「バナナの皮」のジャン・ポール・ベルモンド、「札束がすべて」のリノ・ヴァンチュラ、「禁じられた恋の島」のレジナルド・ケルナン、「自殺への契約書」のベルナール・ブリエ、「怪人マブゼの挑戦」のゲルト・フレーベ、「危険な曲り角」のアンドレア・パリジーなど。黒白・フランスコープ。
太陽の下の10万ドル評論(2)
気怠い日常、ちょっとヤクザ、酒場、だけどキラキラしたものがある(あった?)
2021年に見ても何のカタルシスもない。
映像が綺麗かな。
アンリベルヌイユ監督作と期待したが、2時間にするほどの内容ではない。中年期のベルモンドのオーバーアクション演技の原型が出ているクライムもの。
もう少し二転三転の展開があれば面白い設定だが、意外性もなく、64年的なドラマ。