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梟 フクロウ プロット 韓国 02月09日 上映
夜明けのすべて プロット 日本 02月09日 上映
まどろみの彼女たち プロット 日本 02月09日 上映
シモキタブレイザー プロット 日本 02月16日 上映
ソウルメイト プロット 韓国 02月23日 上映
K‐9 L.A.大捜査線 プロット アメリカ 02月23日 上映
ごくせん THE MOVIE評論(15)
いきなりハイジャックから始まるのは、踊る大捜査線を見ているようだった。しかも最初の約40分は普通の1時間ドラマと同じような内容だったし、黒瀬(沢村一樹)が悪者だということも大体読めてしまう。ドラマ版が面白かっただけに残念。でも普通に楽しみたいのなら十分楽しむ事はできる。
亀梨和也がバイクで颯爽と登場し、乗れよ。って言ったあのシーン。あれをスクリーンで観れただけで幸せ♡それだけw
それにしても人気若手俳優がいっぱい出演していたんだな。
ドラマでヒットしたものを映画にする場合、制作する側は特有のプレッシャーがあると思う。
「ごくせん」ももっとドラマチックに、よりセンセーショナルにしようと思えばすることは可能だったはずだ。
そこをあえて選択しなかったスタッフ。
勇気ある選択で、ドラマ派生映画の心意気を感じる。
これが最後と銘打たれたヤンクミの映画としては、最適な道だった気がする。
色々あって、ヤンクミがタンカをきって、人生とは何ぞや、何を大切にしなきゃいけないかを、こぶしを振り上げて謳い上げるのを、涙を流しながら見て、すっきりする。
ヤンクミはぶれない。
それが何より嬉しい。
不良映画だと思っている向きもあるかもしれないが、むしろ全然健全で、心の柔らかな幼稚園児にもお勧めできる。
おおげさな流血も残虐も不道徳もない。
今回卒業生代表で、悩みを抱えた竜がヤンクミの元に帰ってくる。
ラストその竜に対するヤンクミが大きい。
私もかくありたいと思った。
とにかく見終わっての爽快感は最近貴重だ。
家族で、友達同士で、子ども会で、教職員親睦会で、一人でだっていい。
あの爽快感をぜひ味わっていただきたい。
出演者では仲間由紀恵が大健闘。台詞が明晰で心に届く、コミカルな演技も手馴れた感じ。何よりすっきりと美しい。
映画初出演の亀梨和也は、時間を越えて、体型も変わっているのに違和感がない。台詞も自然で、たたずまいがクール。
数いる卒業生の中で竜に白羽の矢が立ったのは、単なる偶然ではない気がした。
躍進著しい三浦春馬も達者だ。鍛えられて場数を踏んで大きくなった。
生瀬勝久は言うまでもない。パッションを感じさせる人だ。
小栗旬、速水もこみち、成宮寛貴、小池徹平等友情出演者は少ない出ながら、しっかり人物を演じていて楽しい。彼等のファンは、ちょっとだけだからつまんないって思わないで、ぜひ見に行ってあげてほしい。