夜明けのすべて
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スペンサー ダイアナの決意評論(2)
国際線乗った時の機内コンテンツにあり、日本公開前ですが観ることができました。
英国では昨年の11月に公開されています。
とにかく暗い映画です。天気も曇りや雨の描写が多くロンドンの天気そのままです。荒涼とした風景ばかりが出てきます。
ダイアナさんがそれだけ辛かったし、追い詰められていたのだろうというのは描写から分かるのですが、こちらが気持ち悪くなってしまうシーンが何シーンもありました。
ダイアナさんの表には出てこない裏の部分を知ることができる映画なので貴重だし、彼女を深く知りたい人にとってはいい映画だと思います。
それ以外の人にとっては後味の悪い映画になるかもしれません。
イギリス英語は階級や職種によって、はっきりとした違いから『マイ・フェア・レディ』なんて映画も主人公のイライザが賭けの対象となり下町英語からクイーンズ・イングリッシュに変えられる有名な場面が出てくる。
6か月のボイストレーニングの成果か?ダイアナ妃の関係者から "spot on" と言われるほどアメリカ生まれの彼女なのによくできましたと言うか、もし間違いがあればイギリスでは商売ができなくなるかもしれない危険性を物ともしない明るいコメディ映画『チャーリーズ・エンジェル』ですら暗くするその性格によるド根性にしか見えないクリステン・スチュワートという女優さん。
Diana: Now leave me. I wish to masturbate. You can tell everyone I
said that.
実際にこんな事をダイアナ妃が話したのかは疑問に残るけれども...? 作中、彼女が時々下品な言葉を使うのも気になったが?
ダイアナ妃は、ウェールズ公妃ダイアナとかダイアナ・フランセスとか呼ばれていたけどこの映画の題名『スペンサー』は映画の中で彼女がある重大な決心をする表現のメタファーとなっている。ダイアナと名前だけで呼ばれているけれどもというお話...?
Kristen Stewart felt that: "This is the best thing I've ever done. This
is the most alive I've ever felt."
この映画を観て英国王室からのコメントは期待ができないのは当然として、ダイアナ妃を知る人がまだ大勢生きているのに亡くなった人のバイオピックを作るなんて、どう転んでも悪い印象しかなく、少し非常識ではないのかと思ってしまう。
別に差別大国イギリスの話だからまだ許せるけれども... 何か?