ノスタルジア(1983)劇情

ロシアの巨匠アンドレイ・タルコフスキーが、イタリアで撮りあげた長編劇映画第6作。自殺した音楽家の足跡をたどってイタリアを訪れたロシア人詩人の旅を圧倒的映像美で描き、1983年・第36回カンヌ国際映画祭で監督賞と国際映画批評家連盟賞、エキュメニック審査員賞を受賞した。18世紀ロシアの音楽家パベル・サスノフスキーの足跡を追う旅を続けるロシアの詩人アンドレイは、通訳の女性エウジェニアを連れてイタリアのトスカーナ地方にやって来る。アンドレイは病に冒されており、旅は間もなく終わりを迎えようとしていた。ある朝アンドレイは、周囲から狂人扱いされている老人ドメニコと出会う。世界の終末を信じるドメニコはアンドレイに1本のロウソクを託し、その火を消さずに広場を渡るよう依頼する。2024年1月、日本公開40周年を記念して4K修復された「ノスタルジア 4K 修復版」が公開。

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ノスタルジア(1983)評論(20)

Ssnhxpgomki
Ssnhxpgomki
ホラゲ実況の観すぎだろうか、凄くそういうものに見えた。やることはシンプルだけどじわじわ精神が蝕まれていく系の。しっかり理解するにはあと5回くらい観る必要がありそうだ。
絵画的というのか、ドラマチックな画面が美しい。高画質で観るべき。
GYAO!にて
Xinpgmohssk
Xinpgmohssk
狙った構図であろう?オープニングから最後まで上品な絵画を映像美で表現しているように映る。

明確なストーリーさえ理解出来ずに睡魔との戦いに集中してしまい背伸びしてタルコフスキーの良さを感じたいと思った結果は置いてけぼりにされてしまった!?

モノクロの映像が過去のことなのか?妄想?音楽家の人生?ラストのロウソクも含めて何も理解出来ずに。

万全の体調で映画館で観ていたとしてもウトウトすること間違いなしな恐るべし!?タルコフスキー!!
Eahcsergon
Eahcsergon
19歳で東京に出た1979年、この監督の作品「ストーカー」が公開された。1972の「惑星ソラリス」1975の「鏡」を中心に度々名画座で上映され、当時の情報誌「シティロード」では「タルコフスキー作品を見なければ、もぐりだ」というオーラを感じる記事が掲載。(ぴあ が既に主流だったが自分はなんだかシティロード派だったんだよなあ)
そんな時代に青年を過ごした自分としては、タルコフスキー監督の作品のうち、SFである「ストーカー」「惑星ソラリス」は観ているが、残る「鏡」「サクリファイス」「ノスタルジア」を観ていないことが、長く心に引っかかっていた。(「アンドレイルブリョフ」もあるか…)

それを今回、早稲田松竹さんのおかげで、とうとう、それも「サクリファイス」「ノスタルジア」の二本立てという豪華組み合わせで、観ることができた。

観念的な映画だろうから、今回は予習してから行ったよ。なかなか次はないだろうし、DVDもタルコフスキー作品は高いし。

しかし、そんな俺の努力は、風に舞い散る落ち葉のように、見事に吹き飛ばされたよ。2分に一度は寝たよ。あ、やばいと目はすぐ覚ますのだけれど。あらすじを全部読んでから行ったので、落ちまくっていても、かろうじて話はわかるのだが、その話がまた何言いたいのかよくわからない話。

もちろん、これらは何を象徴するのかという数多くの問いかけに「それらは象徴ではなく比喩であり、スクリーンの中で起こっていることは現象である」と監督が答えていることも予習済だし、「ストーカー」「惑星ソラリス」で慣れているつもりだったが、どうしてどうして。タルコフスキー監督は、そんなものではございませんでした。

話題のラストシーンを「綺麗だな」と確認するのが精一杯で、劇場を後にしたのでした。

2020/9/10 追記
このレビューじゃ、タルコフスキー監督を誤解されかねないので、早稲田松竹さんの、短いが的確な紹介を載せておきます。
> 聖なる狂人に導かれて世界を救おうとする男

う〜ん、素晴らしい。「早稲田松竹 タルコフスキー」で検索すればヒットしてくる紹介記事を、是非参照ください。
Possxghnkim
Possxghnkim
■通訳を伴い、霧深いイタリア中部を旅する詩人・アンドレイ。
彼は自殺したロシア人音楽家・サスノフスキーの取材のため、モスクワからこの地にやって来ていた。旅も終わりに近付いた頃、アンドレイはある温泉町で人々から変人扱いされている老人に出会う。

◆感想

・相変わらず難解なストーリーである。
- だが、この作品に魅入られる自分が居る。-

<今作は、ソ連を追われたタルコフスキー監督の想いを込めた作品である。間違いなく秀作であろう>
Xhkmogpsins
Xhkmogpsins
タルコフスキー作品のなかで、最も映像が美しい映画だと思う。
この圧倒的映像美は絵画表現のようでもある。
そして、もう一つ重要なのは、タルコフスキーの水表現について、この作品で解が与えられたことだと思う。

序盤で映し出される絵は「懐妊の聖母(マドンナ・デル・パルト)」だ。
ルネサンス初期のピエロ・デラ・フランチェスカの作品だ。

マリアの顔が、言い方は悪いが、憮然としているように見えるのが印象的だ。

フィレンツェのサンマルコ美術館にあるフラ・アンジェリコの「受胎告知」のマリアは、戸惑いながらも、処女であり妊婦であり、母になる優しい予感もしたが、こちらは、大きくなったお腹を突き出して「なんか、神様の子供、身籠ったみたいよ」と不貞腐れているようにさえ見える。

妊娠を告げられ、戸惑いもあったが、希望もあった。しかし、お腹が膨らむにつれて、どうも何かがおかしいと疑問を持つようになった感じだ。

自分の祖国に対する希望が次第次第に薄れていく感じと重なるものを感じたのだろうか。

既に言われて久しいことだが、この作品のアンドレイはタルコフスキー自身のことだ。

そして、僕は、ドメニコはタルコフスキーの心なのだと思う。

アンドレイとドメニコの会話は、自問自答のような気がするのだ。

温泉は祖国。

温泉の湯煙は、何かを隠しているもののたとえなのだろうか。

この作品でも滴る水の音や、屋内にも降り注ぐ雨など水の表現は多い。

ドメニコは演説の中で、水は根源なのだという。

水は、万物を育み、人間が生きていくためには必ず必要なもの、拠り所になるものだ。そして、時には、悲しみなども洗い流し、浄化し、宗教的な意味も持っているように思う。

蠟燭の火は、きっと情熱だ。

ドメニコの最後の演説はタルコフスキーの心の叫びだろう。

ピラミッドは完成させることが目的ではなく、続けることが重要なのだ。

だが、ドメニコは焼身自殺し、人々はこれを傍観し、歓喜の歌が流れる。

タルコフスキーの心が死んでしまったのだろうか。

そして、ドメニコに指示された通り、アンドレイが温泉に駆けつけると、既に、温泉は枯れてしまっていた。

何かを隠すように覆っていた湯煙もほとんどなくなってしまっている。

希望はついえたのか。

そうした希望のない場所で、情熱を燃やしても、役には立たないと言いたいのだろうか。

だが、枯れた温泉ではあるが、なんとか蝋燭の火を灯すことが出来たことは、希望が潰えていないことを表しているのではないか。何も、希望はタルコフスキーだけではないと言っているようにも思える。

そして「1+1=1」は何を指し示すのか。

誰が考えても解を導き出すことが出来ない数式は、タルコフスキーのどうすることも出来ない気持ちなのかもしれない。

この作品の後、タルコフスキーは亡命する。

タルコフスキーは、ノスタルジアになるのだ。

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