英国ロイヤル・オペラ・ハウス シネマシーズン 2023/24 ロイヤル・バレエ「くるみ割り人形」
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ナショナル・シアター・ライヴ 2014 「フランケンシュタイン」評論(3)
怪物と博士の存在意義が、お互い憎しみ合うことというのがとても悲しく切なく、そして愛しい。。愛されたいと願う怪物は、憎まれることで存在を認めてもらっている、そう受け止めました。
キャストが入れ替わるという面白い試み!両方観ました。どちらも良かったけど、ジョニー・リー・ミラーの怪物の方が合ってたかなと思います。いい意味で。
とても良かったけど、撮影のアングルがコロコロ変わったりライトがアップになったり…そこがマイナス…もったいない。。
両方鑑賞した感想は、カンバーバッチの怪物の方が、動きが巧みで気持ちが深く伝わってきたが、カンバーバッチがフランケンシュタインの配役の方が、両方が引き立ってバランスが良いと感じる。また怪物がカンバーバッチだと、やはり彼だけが目立ち、カンバーバッチばかり見入ってしまう事になる。
ただ怪物の苦悩や葛藤は、人間の生きる哲学にも繋がるので、インテリなカンバーバッチが怪物の方が、よりテーマを感じる事ができた。
なかなか現地にまで行って見ることはできないので、映像化して映画館で見られるのはありがたい。ベネディクト・カンバーバッチとジョニー・リー・ミラーがダブル主演でフランケンシュタインと怪物を交代に演じ、両方鑑賞。ジョニー・リー・ミラーの怪物の方が、生まれたばかりで無垢なところから、怪物に成長するまでの感じが好きでした。