ルパン三世 風魔一族の陰謀
プロット
日本
12月18日 1987 上映
陰謀のセオリー
プロット
アメリカ
11月01日 1997 上映
陰謀
プロット
アメリカ
07月01日 1996 上映
外国の陰謀
プロット
アメリカ
12月12日 1956 上映
沈黙の陰謀
プロット
アメリカ
02月20日 1999 上映
大統領の陰謀
プロット
アメリカ
08月07日 1976 上映
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柳生一族の陰謀評論(10)
次から次と出て来るまさに昭和スターの夢の共演。幼少時に見たが再見するとその濃厚さに驚いた。
深作欣二監督だけに千葉・真田・志穂美は安定のアクション。成田三樹夫は今なお語られる怪演。そこ以外の役者、萬屋錦之介や大原麗子の輝きが面白い。
大作だが堅いナレーションで締める感じも東映的。史実を無視して面白く作る姿勢は素晴らしいと思いますね。
本作は陰謀論のお話ですが・・・ しかし今我々が知っている、「日本の歴史」は、「徳川幕府が語るの歴史」なのです。 武田信玄が強かった、というのは、徳川が語る武田が強かった、というだけの話・・・ これ以上は危ない話題になるので言及は避けます笑。
いやー、贅沢ですね。流石に35年前の映画ですが
もはや、故人になられた俳優さんばっかりです。
萬屋錦之介
山田五十
金子信雄
成田三樹夫
芦田伸介
丹波哲郎
大原麗子
原田芳雄
室田日出男
角川春樹
三船敏郎
いやー凄すぎですね。
オールスター総出演。
なぜか、角川さんが出てます。
カメオ的な・・・かな?
しかし、若かりし大原麗子さん
おきれいです。めっちゃ美人です。
いやー、映画って本当に素晴らしい。
ド迫力の時代劇。
萬屋さんをはじめとする方々の迫力に飲まれる。
現代風の芝居にしたかった深作さんの意に反して己を貫き通した萬屋さん。でも、この萬屋さんの芝居があったから、この映画は他に追随を許さない名作になったと思う。
だけれど、萬屋さんだけじゃない。
名高い名場面のラストも、萬屋さんの迫力に勝るとも劣らない、千葉さんの演技があったればこそ。
陰謀・陰謀。その果てがあのような形で決着がつく。なんという深作さんの美学。そしてそのアイディアを不朽の場面に昇華させた萬屋さん。
なんとも考えさせられ、心に残るオチだ。
なんて、萬屋さんと千葉さんをほめたたえているが、
他にも、松方さんてこんなに魅惑的な役者さんだっけ?
コンプレックスだらけの人のいい坊ちゃんが、周りに乗せられて巨悪に…。その微妙な表情がすごい。なんとも味わい深い。今までの評価がすっ飛んでしまった。申し訳ない。
他にも、鈴木瑞穂さんのナレーションまで決まっていて、各役者さんのすごさを書き連ねたいくらいの濃密さ。
他にも、役柄がクレジットされないような役でも、あの方がここにと、それだけでも必見。
真田さんのソプラノボーイ?と言いたくなるような甲高い声等、これだけの役者が勢ぞろいしているからか、オーケストラのようにはいかなかったけれど、それぞれが光っている。
マンの台詞を聞いて思ったけれど、主だった役者さんて節回しが素敵。西郷さんなんて『星のフラメンコ』を思い出してしまった。
アクションもJACが入っているだけに凄いけれど、夜の場面が多くて残念。反対に、丹波さんとかアクションなしでも殺陣の緊迫感が伝わってきて、役者じゃのぉと改めて堪能。
合戦の場面とか少々だれるけれど、
荒唐無稽なこんな話を、史実知っているのに、実はこんなことあったんじゃないかなんて思ってしまう出来だから怖い。出雲阿国は時代が違うでしょをはじめ筋が荒唐無稽でも、人間が描けていると虚が実になるんですね。
歌舞伎調・舞台調の大袈裟な芝居VSリアリティのある芝居ってよく対比されるけれど、やっぱり人間の本質をとらえて演技しているのならどちらも”真”。能・狂言・歌舞伎やシェイクスピアが廃れない理由がわかった気がする。
映画好きなら一度は必見の映画です。
真田広之の細さ若さひたむきさにやられる。可愛い。
あまりにもみんなキラキラしていて、どこか現実感がなく、ああ今自分は映画みてるなあ、ていうこの映画自体が夢を見ているような感覚に浸れます。