謎の無宿者が西部の町を訪れたことから怒るパニックを描く。製作はロバード・デリー、監督は「恐怖のメロディ」に続きこれが監督第2作目のクリント・イーストウッド、脚本は「フレンチ・コネクション」でアカデミー脚本賞を受賞したアーネスト・タイディマン、撮影はブルース・サーティーズ、音楽はディー・バートン、編集はフェリス・ウェブスター、が各々担当。出演はクリント・イーストウッド、ヴァーナ・ブルーム、マリアンナ・ヒル、ミッチェル・ライアン、ジャック・ギンク、ステファン・ギーラッシュ、テッド・ハートレイ、ビリー・カーティス、ジョフリー・ルイス、ウォルター・バーンズ、アンソニー・ジェイムズ、ダン・デイビス、ウィリアム・オコンネルなど。
荒野のストレンジャー評論(7)
イーストウッドらしい普通の西部劇は作らないぞ! という気概に溢れていて面白かった。自分を見殺しにした町全体に復讐するという、正に西部劇ホラー。町にやって来た流れ者が何者かという謎は、初っぱなのシーンでのムチの音に暗示されてたが、この伏線はなかった方が、もっと怖さが増したように思う。
2回目、なんとなく面倒な映画を見るのが嫌な気分だったので見た。イーストウッドが用心棒として全権を委任されたのをいいことに小人を保安官にしたり、やりたい放題。
最終的には街は廃墟のようになり、けっこう暗い話だった。イーストウッドも実在していたのかどうかよくわからない印象だった。