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プラスティック評論(4)
他人のクレジットカードをスキミングし、巧妙な不正利用を生業としている若者達。ただし彼らを脅すギャングからすればまだまだ可愛い素人集団。
実話に基づくってどこまで本当なの?!と、一部の仲間だけでなく騙される面々が信じられないほどの間抜けばかり。
Saq Ahmedという男が実際のリーダー格だったようで、映画に協力しています。本人曰く、バイオレンスはなかった分、題材となった計画はほんの一部と。(これ以上どんな馬鹿げたことを企てたのか気になる所ですが。) ネットもない1980年代のセキュリティは超甘く、American Expressの女性社員を仲間に加え、10年以上カード不正利用を行なっていたとのこと。ターゲットは外国王室、トップアスリートやビジネスマン、ハリウッド映画監督。彼らは銀行口座の数も残高も桁違いのため、買い物の傾向を乱さなければ、カード会社も本人達も気付かなかったよう。
仲間のミスで逮捕され、Ahmedは18ヶ月服役後2001年に釈放。
劇中では、不況を理由に犯罪を正当化。本人インタビューでは、Robin Hoodのつもりだったと言っていますが、面倒に巻き込まれたのは完全に自業自得です。そんな内容でもテンポが良いので飽きないで観れました。クレジットカード不正利用の手口を知れるので、防犯意識を多少高められるかも?(^_^;)
仲間に邪悪なバカと天然のバカがいたため、いろんな計画がうまくいかない。
最後の大勝負詐欺に取り掛かるが・・・。
実話ベースとのことだが、イギリスにはこんな話が多いような気がする。
ただし、どこまで事実に基づいているかわからないけど、都合良すぎの展開が少し気になる。
最終的に捕まったとは言えこんなに軽くて、こんなに知恵が回らない若者達の思う壷って…しかもダイヤは見付かっていないのか…。
上手くいく時っていうのそんなものなのかね。