おおのこうすけの同名コミックを原作とする人気テレビドラマ「極主夫道」を映画化。かつて「不死身の龍」と恐れられた伝説の極道・黒田龍は結婚をきっかけに足を洗い、現在は専業主夫として平穏な毎日を過ごしていた。そんなある日、街に凶悪な地上げ屋が現れ、ターゲットの保育園に執拗な嫌がらせを始める。龍は元舎弟の雅とともに保育園の用心棒を引き受けるが、地上げ屋の行動はエスカレート。元武闘派ヤクザのクレープ屋・虎二郎やその妹で元レディース総長の虎春も龍の仲間に加わる中、思わぬトラブルが次々と発生し……。キャストには主演の玉木宏をはじめ、川口春奈、志尊淳らドラマ版のメンバーが続投するほか、吉田鋼太郎、松本まりか、安達祐実が新たに参加。「劇場版 おっさんずラブ LOVE or DEAD」の瑠東東一郎監督がドラマ版に続いてメガホンをとる。
極主夫道 ザ・シネマ評論(4)
原作は1巻発売頃から追ってる原作ファンです。
ドラマ版は観てませんが映画だけ1000円クーポンで観てきました。
感想としてまず思ったのが、唐突に入る下ネタギャグがどうしても受け付けませんでした。
新婚さんの聞き間違いネタとか股間をポールで攻撃するシーンとか、下ネタが不協和音のように感じてしまって笑えませんでした。
逆にくっきーさんの一人芝居のようなギャグはくすっと笑えました。
自分が極主夫道に求めているのはシュールギャグの方なので、くっきーさんの出演している場面は原作再現をしている訳ではないのに原作っぽさを感じました。
しかし全体的にギャグのテイストが原作とは完全に別物なので、原作のギャグのテイストが好きな人には余りお勧め出来ないですね…。
映画版おそ松さんのような原作改変は受け入れられたんですが、極主夫道は自分にはなんか合わなかったです。
まあ良かったところもなくはないです。姐さん役の稲森いずみさんは嵌ってたと思います。
詰め込み過ぎだったのと、メグミの会長がいつも怒鳴ってる感じがドラマのときより知的レベル下がった感じで少々残念でした。あとね、みんな乱暴な言葉過ぎるし、最後暴力で解決すんのはどーよ?
とか不満をタラタラ書きましたが、大スクリーンで観る玉木宏のミケランジェロよろしくなボディ最高。
絵ついてるけど。滝藤同じく(お尻も見たかったw)
この手の作品は細かいことを考えたり突っ込んだりするのはむしろナンセンスで、日頃の色々から頭とか解放して笑うためにあると思うので、その点で満足です。
しかしあれ、藤田朋子とは思わなかったなー。
やっぱ俳優ってスゴいんだわ。
本作品は何でもありの極道コメディです。笑える所が結構あり、猫やハムスターも出て、ほのぼのする場面もあります。これは、これでアリだと思います。気軽に楽しむには、もってこいの映画です。
ひょっとして、続編希望は私だけでしょうか。