名優トム・ハンクスが町一番の嫌われ者の男を演じ、孤独だった男が隣人一家との触れ合いを通して再生していく姿を描いたヒューマンドラマ。町の嫌われ者でいつもご機嫌斜めなオットー。曲がったことが許せない彼は、近所を毎日パトロールしてはルールを守らない人に説教を垂れ、挨拶をされても仏頂面で、野良猫には八つ当たりをするなど、面倒で近寄り難い存在だった。しかし、そんなオットーも人知れず孤独を抱えている。最愛の妻に先立たれ、仕事も失った彼は、自らの人生を終わらせようとしていた。ところが、向かいの家に越してきた陽気な女性マリソルとその家族が、なにかと邪魔をして、死のうと思っても死ぬことができない。しかし、そんな迷惑なはずの一家の出現が、彼の人生を変えてくことになる。スウェーデン発のベストセラー小説を映画化し、第89回アカデミー外国語映画賞ノミネートされた「幸せなひとりぼっち」を、ハンクスの主演・製作でリメイク。「プーと大人になった僕」のマーク・フォースターがメガホンをとり、「ネバーランド」「ライフ・オブ・パイ
トラと漂流した227日」のデビッド・マギーが脚本を担当した。
オットーという男評論(12)
TOHOシネマズ六本木で試写会
嫌われ者のオットー・・・
若い頃悲しい出来事があり・・・
半年前に妻を亡くし・・・自暴自棄に
あるファミリーとの出会いで雪解けのように・・・オットーの気持ちに変化が・・
3月10日全国ロードショー
是非、映画館で
何でも良いから。。。
と、思いになる作品でした!!
オットーは偏屈で不愛想で孤独な男。
ある一家がお向かいに引っ越してきたことから、彼のご近所づきあいが変化していきます。
トム・ハンクスが演じる主人公オットーはもちろんのことですが、ご近所の人々が魅力的なキャラクターです。
なかでも、お向かい一家はみんな活き活きとして観る人を笑顔にさせます。
彼らのちょっとした図々しさとお節介が人と人をつなぎ、心が温かくなります。
若き日のオットーを演じるトルーマン・ハンクスは、トム・ハンクスの息子だそうです。
彼は俳優ではなかったそうですが、親子そろってオットーの人柄をとてもよく表現しています。
泣けはしなかったが、涙脆い人には刺さるんじゃないかな。
話は飛び、映画にも役で登場した南米系の人。根っから明るくて、ちょっと日本人感覚では無神経さも感じるんだけど、それがいい!!
主題歌始め、劇中に流れる音楽が良かったです。
タイトル通り
オットーという男の人の話
コピーに
[町内イチの嫌われ者]ってあるけど
そこまで嫌われてない。
めちゃくちゃ細かいキッチリした人で
確かに面倒くさい感じはあるけど。
独り身になってしまった老人が
向いに引越してきた
お節介なメキシコ人一家のおかげで
結果、良い方に話は転がっていく。
そこに「若い頃はこんなだった」
という回想が挟まれて、
ヒトトナリがわかってくる。
こういう人いるよなと思う。
で、オットーの場合は
周りが世話焼きだったり
逆に助けを求めに来る、といった
地域との交流があるんですよね。
交流が全くなくて孤独になってしまう
ってことが現実には多い気がするけど。
人は必ず死ぬんです。
それは絶対。誰もあらがえない。
自ら選ばなくてもその日はくる。
その日のためにどう生きるのか。
この映画を見て
それをちょっと考えた。