「オールド・ボーイ」「新しき世界」のチェ・ミンシクが主演を務め、脱北した天才数学者と挫折寸前の男子学生の心の交流を描いた人間ドラマ。学問と思想の自由を求めて脱北した天才数学者ハクソンは自分の正体を隠したまま、名門私立高校の夜間警備員として働いていた。無愛想なハクソンは学生たちから避けられていたが、ある日、数学が苦手なジウから数学を教えてほしいと頼まれる。正解だけが全ての世の中に疑問を感じていたジウに問題を解く過程の大切さを教える中で、ハクソンの人生に思わぬ転機が訪れる。ジウ役には若手俳優キム・ドンフィを抜てきし、「SEOBOK ソボク」のパク・ビョンウン、「毒戦 BELIEVER」のパク・ヘジュンが共演。
不思議の国の数学者評論(3)
映画 #不思議の国の数学者 (2022年)鑑賞
終盤に演説シーンがありますが、#セント・オブ・ウーマン の演説シーンを思い出しました
#チェ・ミンシク はアジアの #アル・パチーノ と言ってもいい素晴らしい俳優だと認識しました
@FansVoiceJP さん試写会ありがとうございました
ジウが学んだのは数学の解き方ではなく学び方。一方、年齢も知識も経験も差がありすぎる2人だけど、純真で心がキレイなジウの優しさは確実にハクソンの心に潤いと癒しを与えた。そこに芽生えた絆は友情?いや家族愛に近かったように思う。
勉強には本当にそれを理解して深めることと、問題を解くためのテクニックを学ぶことの二通りあるのはわかるんだけど、そもそも人に何かを教えるって教える側が正しく理解していないとできない。
そして前者は時間がないとできないから、テクニックを教える方はいかに効率よく結果を出せるか、に重点を置いている。
だから前者のような時間をかけてやるものはやはり専門機関に行ってから、心からそれが好きな人のための学びになるんだろね。
自分では解けるけど教えられないとか、教えてもらっても何言ってるかよくわからない人っているけど、あれは解き方はわかってるけど、なんでそうなるかを説明できないってことなのかなとこの映画を観て思った。
韓国エンタメって感情を殺して我慢して耐え忍んで押さえ込んでもう底に着くしかない、というギリギリでバァァァーーーン!!!って爆発する瞬間を必ず作ってる気がする。
そして毎度その罠にハマって泣くハメになる単純なわたし。
数学オリンピックでもらった万年筆には
数学者としての生きる意志と思想が込められていました。
ラストのどんでん返し、新しいスタートを切る少年は挫折から立ち直る、立派な成長を遂げていました。
何処かセント・オブ・ウーマンの映画をイメージしました。
観終わった後、実に爽快でした。
補足、同級生の女の子の笑顔、いちごオ・レも微笑ましく思いました。