中国でベストセラーとなり、日本でもオンラインゲームとして人気を集めたファンタジー小説「誅仙」を、「チャイニーズ・ゴースト・ストーリー」シリーズのチン・シウトン監督のメガホンで実写映画化。両親を殺され孤児となった小凡は、仇討ちのために武術界の正義の門派・青雲門に弟子入りし、10年後の両親の命日に魔教の神器「摂魂棒」を偶然手に入れる。小凡は青雲門の最強美女戦士・雪琪との死闘に挑むが、摂魂棒奪取をもくろむ謎の女刺客や邪悪な鬼王軍団が小凡の命をねらっていた。そして、そんな彼の肉体には、小凡自身も制御不可能な未知の力が沸き起こっていた。
ジェイド・ダイナスティ 破壊王、降臨。評論(11)
CGもお金かけてるところと、かけてなさそうなところが見ててはっきりわかるようなやり方で(笑)偏りがある。ps.個人的に悪役の飛び方がスーパーマンと同じだったのツボってた。あと、水に入ってもないのに、ヒロインの服がクラゲのようにふわっと漂ってるのもツボ。
先日役者の演技を批判するコメントも拝見しましたが、正直この作品全体的にまとまってないので、役者の演技は「そこまでひどくなかった」という感想です。
一方、撮影終了後にセリフを変更したこともあり、最終的に新しいセリフに吹き替えされたことがプラスにならず残念に思います。(張小凡の吹き替えはまずまず。個人的に霊児姉さんの声が合ってないのはどうしても気になる感じ、唐さん(役者)の顔の動かし方ではその喋り方していないでしょうが、ってところです)
あと、陸さんを演じる李沁さん、口元が何故か長谷川京子さんに似て、ほんとに美人です😂もともと主役の肖戦が好きで観に行ったが、孟さん(碧瑶)が意外といい感じに活躍してました。
最後にネットで駄作駄作呼ばわりされていますが、そこまで酷くなかった。ただ、これは見なきゃっ!てこともないのが事実で、役者が好きであれば見ていいのではないかと。
すごいベタ展開なんだよね。
性格はメチャクチャ良いんだけど冴えない主人公がひょんなことから力を手に入れて、綺麗な女の人が周りに居るようになって、でも意中の人からは弟あつかいでっていう。学園ハーレム物っぽいの。
それで校内トーナメント的な戦いがあって、ノーマークの主人公は、何故か勝ち上がっていきっていう。
そこから鬼王が攻めてきて、話が一気にクライマックスになるんだけど、そこもまあ、納得の展開。でも、ラストに向けてがすごかった。すごい事情を入れてくるよね。中国映画は甘くないの。
それで、主人公が暴走するところは「霊児ねえさん、早く!」と何回も思って観てたし、雪琪さんとやり合うところは「雪琪さんに、小凡は殺せない!」と思って観てた。
最後に添い遂げることを決める女の人は、その人なんだっていう話の深さも良かった。
「自分を育ててくれた人が親の仇」って別の中国映画でも観たことある設定だったんだけど、中国ってひたすら攻め込んだり、攻め込まれたりしてた感じだから、本当にそういうことが良くあったんだろうなと思う。そういう背景が、話を深くしてるんだろうな。
主演の成熟度は予想を超えて、最後の黒化は人物のレベルを描き出しました。人によっては演技の基準が違うかもしれませんが、彼は確かに合格しています。